ＣＣＵＳ・建設キャリアアップシステムの技能者登録をする場合、日本国籍と外国籍の方では必要書類や登録方法に若干の違いがあります。
今回は外国人技能者を登録するときの必要書類や建設キャリアアップシステムでの入力操作などで気を付けるポイントを解説します。
必要なもの
国籍問わず必要なもの
外国人技能者にかかわらず、必ず必要なものは以下のとおり。※代行申請のケースを想定しています。
- 代行申請同意書
- システム利用規約同意書
- 個人情報取り扱い同意書
- 顔写真
撮影後６ヶ月以内のカラー写真（縦４５×３５mm） - 健康保険証
- 健康保険・厚生年金保険標準報酬決定通知書
※国民年金に加入の場合はねんきん定期便か年金手帳（領収済書でもOK） - 雇用保険被保険者証（雇われの場合）
- 建設業退職金共済手帳（加入している場合）
- 中小企業退職金共済手帳（加入している場合）
- 労災保険加入証明証（加入している場合）
外国籍の方だけ必要なもの
以下は外国籍の方だけが必要なものです。
- 在留カード
もしくは - 特別永住者証明書
上記１と２、いずれかが必要です。
運転免許証は本人確認書類としては不可。
在留カードと特別永住者証明書、どちらも用意できない場合は最終手段として以下の２点があれば申請可能。
- パスポート
- 住民票（住所確認用）
上記パスポートと住民票は、必ず２点セットで必要です。いずれか１点では不可。
システムの入力操作
ここからは、ＣＣＵＳ・建設キャリアアップシステムの申請画面で実際に入力していくときのポイントを解説します。
外国人技能者の場合は日本国籍の方とは若干入力方法が異なりますので注意が必要です。
技能者氏名
通常は上記の画面になっています。
外国人技能者の場合は、外国籍の方は【はい】を選んでください。とあるので「はい」にチェック。
すると画面が以下のように切り替わります。
「姓名」欄には何も入力をしません。
在留カードを見ながら、FAMILY NAMEとGIVEN NAME欄にアルファベットを入力。
「フリガナ」欄にはカタカナを入力。
このとき、ミドルネームを入力したい場合は右上のボタンを『ON』にしましょう。
国籍
次に国籍入力欄の説明をします。
在留カードを見ながら、国籍を入力。
国籍コードと在留資格コードは、建設キャリアアップシステムのホームページからダウンロードできます。
通称名
最後に通称名の説明をします。
通称名の記載を希望する場合は、【有・無】の項目で【有】にチェックを入れます。
通称名の証明書類として必要なものは、以下の１と２のいずれか１点。
- 運転免許証
- 住民票
『フリガナ』欄には、通称名をカタカナで入力。
『姓名』欄には、通称名を通称名通りに入力。
最後に「通称名を記載しますか」欄を「はい」にして終了。
まとめ
今回は、外国籍、外国人の方が建設キャリアアップシステムの技能者登録をするときの必要書類やシステムの入力操作について解説しました。
本人確認書類として『運転免許証』は不可であることを認識しておきましょう。
また、外国籍欄にチェックを入れてから入力を進めないと、何度申請しても「申請不備」となります。
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