ユキマサくん純さん、来月から500万円超える工事をやる話があるんだけど、今から建設業許可を申請すれば間に合うかな?



まず日程を確認した方がいいですね。
大分県知事許可の場合、申請書を提出してからの標準的な処理期間はおおむね30日程度です。
ただし、申請するまでの準備期間や、不備を補正する期間は別に考える必要があります。
大分県知事の建設業許可は、申請したその日に取得できるものではありません。
大分県が公表している標準処理期間は、申請書を提出してからおおむね30日程度です。
しかも、これは申請前に必要書類を集める期間を含んだ数字ではなく、書類不備などによる補正期間も標準処理期間には含まれません。
「元請から建設業許可を取ってほしいと言われた」
「500万円以上の工事を受注できそうだから、急いで許可が欲しい」
建設業許可取得要件と同じくらい重要なのが、いつ許可を取得できるのか?です。
大分県知事許可の場合、申請書を提出してから許可までの標準的な処理期間はおおむね30日程度とされています。
ただし、「今日から動けば30日後には必ず許可が出る」という意味ではありません。
申請する前には、常勤役員等や営業所技術者等の要件確認、証明資料の確認、公的書類の収集、申請書の作成などが必要です。
この記事では、大分県で建設業許可を新規取得したい会社の社長向けに、申請から許可まで何日かかるのか、急いでいる場合にどこから確認すればいいのかを、大分市の行政書士が解説します。
- 大分県知事許可の標準処理期間
- 30日はどこから数えるのか
- 30日より長くなる場合がある理由
- 申請前に時間がかかりやすいポイント
- 許可が出る前に500万円以上の工事をしてよいのか
- 元請から急いで許可を求められたときに最初に確認すること
大分県知事許可の標準処理期間はおおむね30日



建設業許可って、申請したらどれくらいで出るん?



大分県知事許可の場合、大分県が公表している標準的な処理期間はおおむね30日程度です。
大分県の公式サイトでは、建設業許可の標準処理期間について次のように案内されています。
大分県知事許可:おおむね30日程度
国土交通大臣許可:おおむね90日程度
大分県内だけに営業所を設けて建設業を営む会社で、大分県知事許可を申請する場合は、基本的にこの30日程度が一つの目安になります。
ただし、これはあくまで標準的な処理期間です。
「30日経過すれば必ず許可が出る」という保証ではありません。
「30日」は許可を取りたいと思った日からではない



じゃあ今日から30日待てば許可取れるんや?



そうとは限りません。
大分県が示している30日程度は、申請書を提出してからの標準処理期間です。
申請できる状態にするまでの準備期間は別ですから。
ここは、建設業許可を急いでいる社長が特に注意したいところです。
建設業許可を取ろうと決めてから実際に申請するまでには、会社の状況に応じてさまざまな確認や準備が必要になります。
- 取得する許可業種の確認
- 常勤役員等の要件確認
- 営業所技術者等の要件確認
- 実務経験を使う場合の裏付け資料の確認
- 財産的基礎の確認
- 必要な公的書類の収集
- 申請書や添付書類の作成
これらを確認し、申請書類を整えたうえで大分県へ提出します。
したがって、「申請準備に必要な期間+申請後のおおむね30日」で考える必要があります。
書類に不備があれば補正期間は30日に含まれない



出してしまえば、あとは30日待てばいいんじゃないの?



不備があって補正が必要になると、その補正期間は標準処理期間に含まれません。
大分県は、建設業許可の標準処理期間について、書類不備等による補正期間は含まないと明記しています。
また、大分県の建設業許可案内では、管轄土木事務所で申請書類の不足など形式的な審査を行った後に受付を行い、許可要件の詳細な審査は土木建築企画課で行うとされています。
受付後であっても、許可要件を確認できないなどの理由によって許可されない場合があります。
つまり、急いでいるからといって、とりあえず申請書を出せば早くなるとは限りません。
むしろ、申請前に要件と証明資料をきちんと確認し、不備を減らしてから提出する方が重要です。
申請前に時間がかかりやすいのは実務経験の証明



俺、資格はないけど現場経験は10年以上あるぞ。そこはすぐ終わる?



経験を使って要件を満たす場合は、先に証明資料を確認した方がいいです。
経験年数があっても、申請上確認できる書類が揃っていなければ、そのまま申請できるとは限りません。
新規許可で準備に時間がかかりやすいものの一つが、過去の実務経験を使って許可要件を証明するケースです。
例えば営業所技術者等について資格ではなく実務経験を使う場合、大分県では実務経験証明書だけでなく、その内容を裏付ける契約書、注文書、工事施工証明書などの確認資料が必要になります。
10年前の注文書を倉庫から探す、以前勤めていた会社での経験を確認する、といった作業が必要になることもあります。
そのため、「現場経験は長いから要件は問題ない」と考えて申請直前まで資料確認を後回しにすると、そこで予定が止まる可能性があります。
許可を急いでいる会社ほど、申請書を作る前に「経営経験と技術者要件を何の資料で証明するのか」を確認しておくことが重要です。


500万円の財産的基礎も申請前に確認する



書類を全部作ってから、500万円の要件で引っかかることもあるん?



あります。
一般建設業の新規許可なら、財産的基礎についても申請前に確認しておいた方がいいです。
一般建設業では、自己資本500万円以上などの財産的基礎または金銭的信用に関する要件があります。
自己資本で要件を満たさない場合は、500万円以上の資金調達能力を証明する方法を検討することになります。
申請を急いでいる場合でも、この確認を後回しにするべきではありません。
許可要件の一つを満たせなければ申請全体に影響するため、実務経験と同様、最初の段階で確認します。


申請しただけでは500万円以上の工事を自由に請け負えるわけではない



申請書を出したら「申請中」ってことで、500万円超える仕事を受けてもいい?



申請中であることと、許可を受けていることは別です。
建設業許可が必要な工事を営業するには、原則として許可を受けている必要があります。
国土交通省は、建設工事の完成を請け負うことを営業する場合、軽微な建設工事だけを請け負う場合を除き、建設業法第3条に基づく建設業許可が必要と説明しています。
建築一式工事以外では、1件の請負代金が500万円未満の工事が「軽微な建設工事」に該当します。
そのため、建設業許可が必要となる規模の工事については、「申請書を提出したから大丈夫」と考えないようにしてください。
許可が必要な工事を予定している場合は、工事の話が具体化した時点で早めに許可取得のスケジュールを確認することが重要です。
「来月から500万円以上の工事」なら早めに確認する



元請から「来月仕事出すから許可取っといて」って急に言われたらどうすればいい?



すぐに申請できるかどうかを確認します。
許可が間に合うかは、30日という数字だけでなく、現在の会社が申請できる状態まで準備できているかで変わります。
元請から建設業許可を急いで取得するよう求められた場合、最初に確認したいのは「申請書を何日で作れるか」ではありません。
今の会社の状態で、すぐ申請できるのかを確認します。
例えば、社長が必要な経営経験を満たしていて、営業所技術者等になる資格者もいて、財産的基礎にも問題があり、必要書類が揃っている会社と、10年前の実務経験資料から探さなければならない会社では、申請までの準備がまったく違います。
そのため、「何日で取れますか?」という質問に対しては、まず会社の状況を確認する必要があります。
急いでいる社長が最初に整理する6項目
大分県で建設業許可を急いで取得したい場合は、最初に次の内容を整理してください。
- いつまでに許可が必要なのか
- これから受注する予定の工事内容
- 取得したい建設業の業種
- 社長・役員の建設業に関する経営経験
- 営業所技術者等になれる人の資格・実務経験
- 直近の決算書など財産的基礎を確認できる資料
この6項目を整理すると、すぐ申請準備に入れる会社なのか、先に解決すべき問題があるのかを判断しやすくなります。
元請から許可取得を求められている場合は、「何月何日までに許可が必要なのか」も確認しておくと、その後のスケジュールを考えやすくなります。
大分県知事許可はどこへ申請する?
大分県知事許可の申請書は、建設業法上の本店の所在地を管轄する土木事務所へ提出します。
大分市に本店がある会社であれば、大分市を管轄する窓口を確認して申請することになります。
大分県の公式サイトには、各土木事務所の管轄についても案内がありますので、申請先を確認してから手続きを進めましょう。
まとめ



「30日」だけ見て予定組んだらダメってことやな。



そうですね。
大分県知事許可の標準処理期間はおおむね30日ですが、その前に申請できる状態まで書類を揃える必要があります。急いでいる場合ほど、最初の要件確認が重要です。
この記事の重要ポイント
- 大分県知事許可の標準的な処理期間は申請書提出後おおむね30日程度
- 30日には申請前の書類準備期間は含まれない
- 書類不備などの補正期間も標準処理期間には含まれない
- 実務経験で要件を満たす場合は、過去の工事資料の確認に注意する
- 一般建設業では財産的基礎についても申請前に確認する
- 申請中であることと建設業許可を受けていることは別
- 500万円以上の工事を予定している場合は、工事直前ではなく早めに許可取得を検討する
建設業許可を急いでいる大分県の社長はご相談ください
「元請から来月までに建設業許可を取ってほしいと言われた」
「500万円以上の仕事を受けられそうだけど、今から申請して間に合うのか分からない」
このようなことで大分県の建設会社の社長は、早めに現在の状況を確認してください。
大分市の純行政書士事務所では、取得したい業種、社長や役員の経験、営業所技術者等の資格・実務経験、財産的基礎、現在残っている証明資料などを確認し、大分県の建設業許可を申請するまでに何を準備する必要があるのかを整理します。
許可申請をご依頼いただいた場合は、公的書類の収集、申請書の作成、申請まで対応しますので、社長は浮いた時間を現場や営業に使っていただけます。
「○月までに許可が欲しい」という段階でお問い合わせいただいて大丈夫です。
初回はメールまたはLINEでお問い合わせください。
大分市を中心に、大分県内の建設会社・建設業者の建設業許可申請に対応しています。
社長とのご縁を楽しみにしております。






